狩猟免許試験の日程はいつ?令和8年度(2026年度)後期の試験日・申込期間を都道府県別に解説

狩猟免許試験は全国一斉ではなく、都道府県ごとに年に複数回行われます。だから「前期を逃したらもう1年待ち」ではありません。ここでは令和8年度(2026年度)の後期日程を公式発表から整理し、あわせて見落とすと1年を無駄にする3つの落とし穴——回ごとに受けられる免許種別が違うこと、秋の試験でも申込が春に終わっている回があること、受ける回で免許の有効期間が約11か月変わること——を説明します。

最終更新:2026年8月8日

ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「銃猟ウカール」は、政府・環境省・警察庁・各都道府県のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。日程・会場・定員・申込方法は都道府県ごとに異なり、変更されることもあります。申込みの前に必ずお住まいの都道府県の公式発表をご確認ください(各項目に出典リンクを付けています)。

1まず押さえる:申込みは「住んでいる都道府県」だけ

狩猟免許試験は、住所地を管轄する都道府県知事が行います。鳥獣保護管理法第41条は「狩猟免許を受けようとする者は、環境省令で定めるところにより、その者の住所地を管轄する都道府県知事に、申請書を提出し、かつ、管轄都道府県知事の行う狩猟免許試験を受けなければならない」と定めています。

つまり「隣の県のほうが日程が早いから、そちらで受ける」ということはできません。日程を調べるときは、まず自分の住所地の都道府県のページを見てください。

なお、狩猟免許に合格しただけでは狩猟はできません。実際に狩猟をするには、狩猟をしようとする区域を管轄する都道府県で別途狩猟者登録(と狩猟税の納付、3,000万円以上の損害賠償の備え)が必要です。詳しくは総合ガイドをご覧ください。

出典:e-Gov法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」第41条

2令和8年度 後期の日程(公式発表で確認できたもの)

以下は各都道府県の公式ページで確認できた令和8年度の日程です。47都道府県すべてで実施されていますので、ここに無い県にお住まいの方は、末尾の探し方を参考にご自分の県のページをご確認ください。

東京都(全6回・各回230名程度・抽選あり)

試験日会場事前申請
第1回令和8年7月25日(土)足立区勤労福祉会館【前期】5月1日(金)13時〜5月29日(金)17時
第2回令和8年8月29日(土)足立区勤労福祉会館
第3回令和8年10月31日(土)府中市市民会館
第4回令和8年12月5日(土)府中市市民会館【後期】9月4日(金)13時〜10月2日(金)17時
第5回令和9年1月16日(土)足立区勤労福祉会館
第6回令和9年2月28日(日)府中市市民会館

東京都は全6回とも網猟・わな猟・第一種銃猟・第二種銃猟の4種類すべてを実施します。定員は各回230名程度で、事前申請者が定員を超えた場合は抽選で本申請できる方が決まります。手数料は1件5,200円、一部免除に該当する方は3,900円です。

出典:東京都環境局「狩猟免許試験について」

千葉県(前期 第1〜4回/後期 第6〜10回・回ごとに種別が固定)

試験日受けられる免許会場
第6回令和8年10月24日(土)網猟・わな猟市原市
第7回令和8年10月25日(日)第一種銃猟・第二種銃猟市原市
第8回令和8年11月28日(土)わな猟南房総市/印西市
第9回令和9年1月30日(土)第一種銃猟市原市
第10回令和9年1月31日(日)わな猟市原市

後期の事前申込受付は郵送=9月1日(火)〜9月2日(水)、電子=9月3日(木)正午〜9月4日(金)と、実質2日間しかありません。手数料は1種類につき5,200円(有効期間内の免許をお持ちの方は3,900円)です。

千葉県で第一種銃猟を受けられるのは、後期では第7回(10/25)と第9回(1/30)の2回だけです。「後期は5回あるから余裕がある」と考えると、実際には選択肢が2つしかありません。

出典:千葉県「令和8年度狩猟免許試験のご案内」

埼玉県(全6回・第6回はわな猟のみ)

試験日受けられる免許会場受付開始
第1回令和8年7月17日(金)4種類すべて県民活動総合センター令和8年6月1日(月)
第2回令和8年7月26日(日)4種類すべて県民活動総合センター
第3回令和8年8月18日(火)4種類すべて県民活動総合センター
第4回令和8年9月5日(土)4種類すべて東松山市民文化センター
第5回令和9年1月23日(土)4種類すべて県民活動総合センター令和8年11月24日(火)
第6回令和9年2月5日(金)わな猟のみ東松山市民文化センター
埼玉県で銃猟免許を受けられる最後の回は、令和9年1月23日の第5回です。年度末に第6回(2月5日)がありますが、こちらはわな猟専用です。

出典:埼玉県「令和8年度狩猟免許試験」

岩手県(全3回・第2回だけが4種類すべて)

試験日受けられる免許会場受付期間
第1回令和8年7月12日(日)9時30分わな猟・第一種銃猟岩手県立大学宮古短期大学部(宮古市)令和8年5月27日〜6月10日
第2回令和8年10月4日(日)9時4種類すべて岩手県立大学(滝沢市)令和8年8月19日〜9月2日
第3回令和8年12月6日(日)9時わな猟・第一種銃猟岩手県立大学(滝沢市)令和8年10月21日〜11月4日

手数料は網猟・わな猟・第一種銃猟・第二種銃猟とも1件5,200円で、他の狩猟免許をお持ちの方は3,900円です。試験のおおむね2週間前に予備講習会が開かれ、参加は無料ですが申込みが必要です(申込書に広域振興局等の確認印が要ります)。

岩手県で第二種銃猟(空気銃)を受けられるのは、令和8年度は第2回(10月4日)だけです。年に1回しか機会がない種別があることは、日程表を「回数」だけで見ていると気づけません。

出典:岩手県「令和8年度狩猟免許試験の実施について」

北海道(事前申請と各回の受付の二段構え)

北海道は面積が広く振興局ごとに試験が行われるため、申込みの仕組みが他県と違います。まず「事前申請」を前期(6月〜8月の試験)と後期(11月〜2月の試験)に分けて受け付け、そのうえで各回ごとの受付があります。

出典:北海道「北海道の狩猟免許試験のお知らせ」

3落とし穴①:「後期ならどの回でも銃猟を受けられる」ではない

ここまでの表でお気づきかもしれませんが、回ごとに実施する免許の種類が決まっている都道府県があります。狩猟免許試験の日程表でいちばん見落とされやすいのがこの点です。

都道府県後期の回数うち第一種銃猟を受けられる回
東京都3回(第4〜6回)3回すべて
千葉県5回(第6〜10回)2回だけ(第7回・第9回)
埼玉県2回(第5〜6回)1回だけ(第5回)
岩手県2回(第2〜3回)2回とも

「後期は5回もあるから、都合のいい日を選べばいい」と考えていると、実際に自分が受けたい免許を実施している回は1〜2回しかないということが起こります。日程表を見るときは、日付の欄より先に「狩猟免許の種類」の欄を見てください。

4落とし穴②:10月の試験なのに、申込みは5月で終わっている

東京都の令和8年度 第3回は、試験日が10月31日(土)なのに、事前申請は前期扱いで5月29日(金)17時に締め切られています。9月4日から始まる後期の申請で受けられるのは、第4回(12月5日)以降です。

「試験が秋だから、夏になったら申し込もう」は通用しません。確認すべきは試験日ではなく、その回がどちらの申請期間に属するかです。都道府県のページでは、日程表の申請期間の欄が縦に結合されている(複数の回でひとつの期間を共有している)ことが多いので、自分が受けたい回がどの期間に含まれているかを指でたどって確かめてください。

同じ構造は北海道にもあります。北海道の後期の事前申請は9月10日〜9月24日ですが、これは11月〜2月に行われる試験のためのもので、10月の試験は前期の枠に含まれています。

5落とし穴③:受ける回で、免許を使える期間が約11か月変わる

狩猟免許の有効期間は「取得から3年」ではありません。鳥獣保護管理法第44条第1項は、こう定めています。

狩猟免許の有効期間は、当該狩猟免許に係る狩猟免許試験を受けた日から起算して三年を経過した日の属する年の九月十四日までの期間とする。

つまり満了日は必ず9月14日です(更新後の有効期間は同条第2項により3年)。狩猟期間が11月15日から始まることに合わせ、猟期の前に更新が終わるよう設計されているためです。

この決まりのせいで、同じ「後期」でも年内に受けるか年明けに受けるかで、満了日が丸1年ずれます。東京都の日程で計算すると、次のようになります。

受ける回試験日3年を経過した日その日が属する年の9月14日=満了日実際に使える期間
第4回令和8年12月5日令和11年12月5日令和11年9月14日約2年9か月
第5回令和9年1月16日令和12年1月16日令和12年9月14日約3年8か月
12月に受かるより、1月に受かるほうが、免許を使える期間が約11か月長くなります。更新には適性検査と講習が必要ですから、この差は手間と費用にそのまま効いてきます。
ただし狩猟鳥獣の捕獲等をする期間は、法令上北海道以外は毎年11月15日から翌年2月15日まで、北海道は10月1日から翌年1月31日までと定められています(同法施行規則第9条。猟区の区域内は別に定めがあり、都道府県による延長・短縮もあります)。1月に合格すると、合格後に狩猟者登録を済ませる時間を考えるとその年の猟期にはほとんど間に合いません。「今シーズンに猟に出たい」なら早い回、「免許を使える期間を長く取りたい」なら年明けの回、と目的で選ぶことになります。

※この表の満了日は、法第44条第1項の条文にあてはめて本ページで計算したものです(条文=e-Gov法令検索)。実際の満了日は交付される狩猟免状に記載されますので、そちらでご確認ください。東京都が令和8年度の更新対象を「令和8年9月14日に有効期間が満了する狩猟免許をお持ちの方」としていることからも、満了日が9月14日に統一されていることが確認できます。

6すでに狩猟免許を持っている方は、試験も手数料も軽くなる

たとえば「わな猟免許を持っていて、これから第一種銃猟免許も取りたい」という場合、試験の一部が免除されます。根拠は鳥獣保護管理法第49条第1号と、同法施行規則第56条第1項です。

この制度があるため、「まず18歳でわな猟免許を取り、20歳になってから第一種銃猟免許を追加する」という進み方は、試験の負担も費用も軽くなります。わな猟免許は18歳から、銃猟免許は20歳から受けられます(法第40条第1号)。

なお、災害などやむを得ない理由で更新を受けられずに失効した場合は、その事由がやんだ日から1か月以内に、事由と日付を証する書類を添えて申請すれば、技能試験と知識試験の両方が免除されます(施行規則第56条第1項)。環境省令で定める「やむを得ない理由」には、海外旅行をしていたこと、病気にかかり又は負傷していたことなどが挙げられています。

出典:鳥獣保護管理法 第49条同法施行規則 第56条千葉県岩手県

7ここに載っていない都道府県の日程の探し方

47都道府県すべてで実施されていますが、担当部署の名称もページの場所もばらばらです。次の順に探すと確実です。

  1. 検索窓に「◯◯県 狩猟免許試験 令和8年度」と入れる(「◯◯県 狩猟免許」だけだと更新のページが上に来ることが多い)。
  2. ドメインが pref.◯◯.lg.jp(都道府県)か metro.tokyo.lg.jp(東京都)であることを確かめる。民間サイトの日程は前年度のまま更新されていないことがあります。
  3. ページの中で「試験日」より先に「狩猟免許の種類」の欄を見て、自分が受けたい免許を実施している回を絞る。
  4. その回の申請期間を確認する(前期/後期のどちらに属するかに注意)。
  5. 定員と抽選の有無を確認する(東京都のように抽選になる都道府県があります)。
予備講習会(初心者講習会)は都道府県猟友会が別に実施していることが多く、試験の申込みとは別枠です。岩手県のように「試験のおおむね2週間前・無料・要申込」と案内されている県もあります。技能試験は模擬銃を使う実技なので、独学が難しい部分です。日程を押さえたら、講習会の申込期限もあわせて確認してください。

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出典・参考にした公式発表